リヴォルノの歴史

リヴォルノ(伊:Livorno)は、イタリア中西部トスカーナ州、リグリア海に面する港湾都市です。もともとは小さな漁村にすぎませんでしたが、中世以降、メディチ家主導で、運河や城壁の建設が進むなど都市化・発展を遂げていき、イタリア西海岸有数の貿易拠点となりました。

 

歴史

16世紀、建築デザイナーのベルナルド・ブオンタレンティにより『理想都市』をコンセプトとして都市計画進められ、その後免税特区に指定されたこともあり、17世紀にはヨーロッパ有数の貿易拠点に成長していました。また商人の貿易活動や、信仰の自由などを補償するレッジ・リヴォルニーネと呼ばれる法律が敷かれたことで、ヨーロッパ各地から外国人が移住してくるようになったため、地中海有数の多民族コミュニティにもなったのです。とくにイギリス貿易商の往来がさかんで、ロンドンの商店や娯楽施設で賑わうコヴェント・ガーデンは、リヴォルノの大広場を参考に設計されたといわれています。

 

衰退

ナポレオン皇帝時代、イギリスとの貿易が禁止されたことで経済は低迷し、イタリア王国併合後も、すでに免税特区ではなくなったので、海港都市としての地位が回復することはありませんでした。第二次世界大戦(1939年〜1945年)では、爆撃により16世紀建造の大聖堂が破壊されるなど大きな損害を被っています。

 

 
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