ベルギー紋章の意味と歴史

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ベルギーの国章

 

デザインの意味

  • 中央の黒字に金のライオンの盾:ベルギー国家の象徴
  • 上部の9つの旗:ベルギーの9つの州を表示(現在は10州)
  • 金色(黄色)のライオンが描かれた黒い盾:ブラバント州(※)の紋章

 

※1830年―1995年までベルギーに置かれた州で、中世以来のベルギーの中心勢力であったブラバント公家が治世する州となり、現在の首都、ブリュッセルも置かれています。

 

国章の歴史

ベルギーは「ヨーロッパの十字路」にあたると言われ、古くから周りの複数の国に翻弄されてきた歴史をもちます。1830年にオランダ(ネーデルランド連合王国)からの独立を果たし、王国としての歩みを進めることとなりましたが、現在の国章は1815年のナポレオン軍との戦い、「ワーテルローの戦い」での勝利を記念したものとして作られ、1837年より国章として正式に採用されることとなりました。国章のモットーは「団結は力なり」。