ルーマニアの伝統的なお菓子といえば?

ルーマニア風のドーナツ「パパナシ」

 

地域性が強いルーマニアでは、食べられるお菓子に関しても、地域によって様々です。例えば、トランシルヴァニア地方では、ハンガリー支配の経験から、ハンガリー菓子の影響が色濃いですし、首都ブカレストでは、ロシアや東欧、フランスの菓子から発展させたものが多くみられます。

 

 

パパナシ

生地にカッテージチーズを使用したルーマニア風ドーナツで、サワークリームとジャムをつけて食べます。その起源は古代ローマ時代まで遡り、今ではルーマニアを代表する郷土菓子と言っても過言ではありません。

 

クルトシュカラーチ

バウムクーヘンのルーツとも言われている、筒状のお菓子です。太い棒にパン生地を巻き付け、回しながら焼いて作られます。表面にはキャラメルがコーティングされており、独特の触感にやみつきになる人も多いのだとか。

 

クルトシュカラーチは、その形から、「煙突ケーキ」などとも呼ばれています。

 

パン菓子

柔らかい発酵生地にチーズを詰めて揚げたランゴシ、プレッツェルに似たコウリギは、ルーマニアを代表するパン菓子で、日常的に食べられています。

 

コゾナック

クリスマスやイースターに欠かせない伝統的な菓子で、甘いパン生地にナッツやレーズン、カカオを練り込んで焼き上げます。

 

コルヌレッテ

三日月形のクッキーで、通常はバニラを使用しています。外はさっくりとしていて、中はふんわりとした食感が特徴です。