イギリスで絶対王政が確立されたのは、ヘンリー8世(在位1509?1547年)の時代で、百年戦争、バラ戦争を経ての封建制の没落、ヘンリー7世(1485〜1509年)による王権強化を引き継いだ結果です。
イギリスの絶対王政は
などの特徴を持っていました。
イギリス絶対王政を確立させたヘンリー8世。気に食わない者は次々処刑する暴虐ぶりで知られる。
イギリスは絶対王政とはいっても、議会が力を持ち、国王がそこまで好き勝手決められたわけでもなかったのですが、やがて議会を無視し独裁的に振る舞う王が登場します。
特にチャールズ1世(1625〜1649年)の時代に、独裁に不満をもった議会派による清教徒革命(1642〜1649年)と呼ばれる出来事が起き、王政は一度崩壊。1660年王政復古を遂げるも、絶対王政の基盤は激しく揺らぎます。
そして最後には名誉革命(1688〜1689年)の結果、国王の権力が制限される「立憲君主制」が確立されたことで、絶対王政の時代は終わったのです。
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