ジャック・オー・ランタンとは何をした人?~起源は悪霊?~

ジャック・オー・ランタンとは

ジャック・オー・ランタンはアイルランドの伝承に登場する人物であり悪霊として描かれた存在であった。かぼちゃの灯籠の起源としてハロウィンに伝えられたことで知られる。本ページでは、このあたりのバックグラウンドと後世への影響について詳しく掘り下げていく。

ジャック・オー・ランタンとは何をした人?~起源は悪霊?~


ジャック・オー・ランタンの基本情報

 

別称:ジャッコランタン/ジャックランタン
関連行事:ハロウィン
伝承地:アイルランド,スコットランド


ジャック・オー・ランタンは、アイルランドやスコットランドに伝わる、伝説上の人物です。今や「かぼちゃの提灯」としてハロウィンのポップなイメージキャラクター的存在ですが、その起源は、生前の悪行により死後の世界の立ち入りを禁止された魂が、カブに憑依し行き場もなく彷徨っている・・・という妖怪のような存在にあります。この伝承がアメリカに伝わったのち、アイルランド人移民により、アメリカでさかんに栽培されているかぼちゃのランタンに変化したのです。


ジャック・オー・ランタンの由来

悪魔と「死んでも地獄に落ちない」という契約を結んだ者が、生前の悪行から天国への入国を拒否される。契約により地獄にも行けず、かといって生き返れるはずもなく、行く当てがなくなった為、悪魔からもらった火種を、くりぬいたカブに入れて、暗闇を彷徨うようになった・・・。


という少しぞっとする伝説が鬼火伝説として広まり、ジャックオーランタンの元になった・・・といわれています。そしてこの話がアメリカに伝わった後、カブのランタンがアメリカの土地に馴染みのあるカボチャのランタンに変化した、というわけなのです。