リトアニアの産業の特徴

リトアニアの国旗

 

リトアニアの国土

 

リトアニア(正式名称:リトアニア共和国)は、北ヨーロッパのバルト海東岸に南北に並ぶバルト三国の中でもっとも南に位置する共和制国家です。この国ではとくに科学技術が発達しており、中でもバイオテクノロジーの生産がさかんです。また世界遺産を背景にした観光業もこの国の基幹産業となっています。ソ連崩壊と同時に、従来の分業システムも崩壊したため、90年代は深刻な不況を経験しましたが、IMF(国際通貨基金)加盟、EU(欧州連合)加盟、NATO(北大西洋条約)加盟など、西欧との関係を緊密化させていくことで、2000年代には成長に転じると共に現在の経済体制が確立されました。

 

このページの目次

 

 

リトアニアの主要産業

工業

資源不足から、エストニアラトビアに比べ遅れを取りましたが、20世紀末より重工業を中心に急速な工業発展を遂げていきました。絹織物、化学工業、水産加工業、製紙業、造船、機械・金属加工業などの他、琥珀加工など手工業も伝統業として根強いです。また近年、ハイテク産業は経済成長の柱と位置付けられ、国から税制優遇措置を受けています。

 

農業

温和な気候と肥沃な土壌から、バルト三国の中では最も農業の発達が見られます。小麦・大麦、ジャガイモ、テンサイなど耕種作物も産しますが、農業生産の7割は酪農と畜産によるものです。