ブルガリアの産業の特徴

ブルガリアの国旗

ブルガリアの国土

東ヨーロッパ・バルカン半島に位置する共和制国家、ブルガリアにおける産業の特徴をまとめています。この国ではとくに 製造業が発達しており、中でも加工食品や化学製品、繊維・アパレル製品の生産がさかんです。また外資企業の参入を背景にした不動産や金融などサービス業もこの国の基幹産業となっています。ソ連崩壊後は政治的混乱に引きずられて経済も低迷していましたが、90年代後半より回復の兆しがみられ、2004年にはソ連崩壊前の経済水準にまで回復することができました。

ブルガリアの主要産業

鉱業

ブルガリアでは、火力発電に利用できる褐炭の他、鉛、銅、亜鉛など鉱物資源が多く産出されます。また大理石の産出国でもあり、建築資材には事欠きません。

農業

ブルガリア国旗の緑は「農業と森林」を表しいる通り、この国において農業は伝統産業となっています。中部地方を中心に、主に小麦・トウモロコシ・テンサイ・ヒマワリ・野菜・ブドウなどを産出。また国内を流れる河川流域では灌漑農業が発達し、そこで営まれる菜園はヨーロッパでも屈指の規模となっています。

IT産業

ブルガリアの人件費の安さ、教育制度の充実などを背景に、IT産業のアウトソーシング受託がさかんに行われています。ブルガリア政府はIT技術者の所得税を免除するなど、IT産業の発展に非常に力を入れているのです。