スパルタでは7歳になると、「子供は生んだ親のものではなく、スパルタの財産である」という思想、そして尚武の精神に基づき、親元を離れ、軍駐屯地で厳しい軍事訓練を課せられました。
同年齢で読み書き、算術など初等教育を施されたアテナイとは対照的ですね。
集められた子供は少年隊に編入され、少年監察官のもと厳しい規律を守りながら集団訓練に取り組むのです。訓練は丸刈り、下着姿、裸足でのぞみ、奴隷殺し(通称クリュプテイア)という残忍な訓練も行っていたことも有名です。
エドガー・ドガが描いた体育訓練中のスパルタ人
なお少年に限らず少女に関しても、「強い戦士を生むためには強い母体が必要」との考えから、厳しい体育訓練が課せられていました。
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