北マケドニアの産業の特徴

北マケドニアの国旗

 

北マケドニアの国土

 

東ヨーロッパ・バルカン半島南部に位置する国家、北マケドニアにおける産業の特徴をまとめています。

 

この国ではとくに農業が発達しており、中でもたばこやワインの生産がさかんです。また人件費の安さを背景にした繊維産業もこの国の基幹産業となっています。

 

 

 

北マケドニアの主要産業

雇用状況

ユーゴスラビア解体後しばらく、それまで受け取っていた開発資金援助が打ち切られたことで、北マケドニアの経済は大きく低迷していました。

 

重要な貿易相手国である隣国セルビアへの経済制裁が何よりの痛手でした。

 

この国の経済が安定軌道にのったのは、ユーゴ解体の混乱がひと段落し、周辺諸国との関係も改善した2003年頃からです。

 

現在、人口の2割ほどが第一次産業、3割ほどが第二次産業、5割ほどが第三次産業に従事しています。GDP比では第三次産業が6割と大部分を占めています。

 

工業

銅、鉛、錫、亜鉛などを産出する鉱床を有しており、その鉱床を背景にした金属工業がさかんです。

 

その他では自動車部品、飲料(主に葡萄酒)、繊維、電子機器、鉄鋼などの工業が行われています。

 

農業

農業はマケドニアの伝統的産業で、小麦・大麦や地中海性気候を活かしたブドウの栽培がさかんです。

 

また高地では牛や羊などの牧畜も行われており、牧畜を背景にチーズも生産されています。