ロシア国旗の色の意味とは?

ロシアの国旗

 

ロシアの国旗は三本の横縞が入った三色旗で上から順に白、青、赤の順番で配置されたデザインです。白は品格があり正直な白ロシア人(ベラルーシ人)、青は誇り高く節制を重んじる小ロシア人(ウクライナ人)、赤は愛と勇気の溢れる大ロシア人(民族ロシア人)を表しています。

 

国旗の歴史

もともと今の旗を使っていたのは1721年から1917年まで存在したロシア帝国でした。1699年ピョートル大帝がオランダを訪れて造船技術を学んだ(※1)際に、海軍が旗を掲げることの重要性に気がつき、オランダの国旗の色の順番を変えたものを取り入れたのが始まりといわれています。現在の配色もロシア帝国時代の1848年に汎スラブ色として正式に決まっています。

 

1917年にロシア帝国が崩壊し、1922年にソビエト社会主義共和国連邦が成立すると、ロシア帝国時代の旗は廃され「鎌と槌の赤旗」に一新されます。そしてソビエト社会主義共和国連邦が1991年に崩壊すると、ロシア連邦が成立し、ロシア帝国時代の国旗を復活させた、という流れになります。

 

※1)ロシアは古くから海上貿易に力を入れる国。大帝自ら造船技術を学ぶのも、不凍港(冬でも凍らない一年中使える港)を獲得して商業貿易を拡大するためです。不凍港の獲得行動は現在もロシアの国策になっており、「南下政策」と呼ばれています。1853年にはクリミア戦争でクリミア半島の獲得を狙ったり、1875年には日本との間で千島樺太を交換したり、1904年には朝鮮半島を狙って日露戦争を行うなど長い年月を通じて南下政策を推し進めていきます。近年のウクライナへの介入もその一環です。