ローマ神話における「愛の神」とは?

ローマ神話における「愛の神」とは、クピドのことです。

 

英語ではキューピッドと呼ばれ、弓矢を持った愛らしい少年の姿は日本でもよく知られています。

 

ここでは、恋心と性愛を司る神、クピドについて解説します。

 

 

クピドの来歴について

恋心と性愛を司る神クピドは、ギリシャ神話におけるエロースと同一視されています。

 

エロースは、すべての神々の祖にあたるカオス、大地の女神ガイア、奈落の神タルタロスに続いて4番目に生まれた神であり、原初神と呼ばれる最も古い神々のうちのひとりに数えられています。

 

クピドもまた同様の来歴を持っており、当初は翼を持った力強い男性、もしくは若々しい青年の姿をしていましたが、近世以降、少年の姿としてイメージされるようになりました。

 

さらに後になると、愛の女神ウェヌスの「子供であり忠実な従者」とされるようになり、父親は最高神ユーピテルとも、戦の神マルスとも、商人や旅人の守護神メルクリウスとも言われています。

 

クピドの象徴

クピドのもっとも有名な象徴は弓矢です。

 

クピドの持つ黄金の矢に射られた者は激しい愛情にとりつかれ、鉛の矢に射られた者は恋を嫌悪するようになると言われています。

 

それは人間だけでなく神にも有効だったため、クピドは神々にも恐れられていました。

 

また松明もクピドを象徴する道具のひとつで、こちらは生命を表しています。

 
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