エストニアの産業の特徴

エストニアの国旗

 

エストニアの国土

 

エストニア(正式名称:エストニア共和国)は北ヨーロッパのバルト海沿岸に位置する共和制国家です。この国ではとくにIT産業が発達しており、世界遺産のタリン歴史地区を背景にした観光業も基幹産業となっています。そして「北欧のシンガポール」と呼ばれるほど立地に恵まれており、バルト三国では最も経済的に豊かな国です。独立後の経済改革で急成長を遂げた国ですが、政府による経済統制はほとんどありません。

 

 

 

エストニアの主要産業

観光業

タリン歴史地区など文化遺産を観光資源とした観光業がさかんで、年間500万人以上の観光客が訪れます。

 

IT産業

電子国家「Eストニア」という造語が出来るほど、エストニアではIT産業がさかんで、ヨーロッパにおけるオフショア開発の中心地にもなっています。パソコンの普及率はドイツなど西欧先進諸国を上回るなど、IT技術者が育つ環境が整っているのです。

 

農業

畑作ではジャガイモ栽培、畜産では牛・豚の飼育がさかんです。農業生産性は高く、国内需要を自給でほぼまかなうことができています。

 

工業

タリンを中心に、食品、繊維、機械、木材加工、エレクトロニクスなどの工業がさかんです。

 

鉱業

地下資源に恵まれており、さかんに採掘される泥炭やオイルシェール(可燃性のガス、油の蒸気を発する岩石)は、火力発電のエネルギー源として利用されています。なおオイルシェールがら採取されたガスは、タリンやサンクトペテルブルクにも送られています。