サラエボ事件の犯人は犯行前サンドイッチを食べていた?

サラエボ事件の犯人とサンドイッチの逸話

犯人はセルビア系青年ガブリロ・プリンツィプで、偶然立ち寄った店で皇太子夫妻の車と遭遇し暗殺したとされる。その際「サンドイッチを食べていた」という逸話が伝わっている。本ページでは、さらに逸話の真偽や事件当日の経緯などについても詳しく解説していく。

サラエボ事件の犯人は犯行前サンドイッチを食べていた?

サラエボ事件の犯人は犯行直前までサンドイッチを食べていたというのは本当ですか?

確かにサラエボ事件の実行犯ガヴリロ・プリンツィプは、犯行直前までカフェでお茶をしながらサンドイッチを食べていたと供述しています。理由は、もともと予定していた爆破による暗殺計画の失敗を受け、怒りを鎮めるためであったそうです。



しかし怒りは全く静まらなかったようなのは、その後の結末を見れば明らかでしょう。


食事を済ませた後、爆破の負傷者見舞いのため病院に向かう皇太子夫妻の車が、たまたま目の前を通りがかる・・・それを見て急遽暗殺を決断し、迷いなく実行に移したのですから、彼の怒りはサンドイッチなどでは沈めることはできなかったのです。