重商主義と保護貿易の違いとは?

重商主義と保護貿易にはどのような違いがありますか?

重商主義というのは国家財政を富ませるための政策のことで、保護貿易というのはそれを実現するための手段の1つです。

 

保護貿易は貿易差額主義ともいい、主に17~18世紀のイギリスが行ったことで有名です。

 

イギリスは国内の産業を保護・育成して、輸出>輸入の状態にすることによる「差額」で富と蓄積していき、イギリス海上帝国の礎を築きました。

 

保護貿易の問題

保護貿易は、国が特定の産業を育成することが前提となるので、国から保護された産業だけが得をし、一部の商人が利益を得る特権階級を生み出しました。

 

そして国家の介入を受けて自由貿易を疎外される商人は当然不平不満を募らせていき、保護貿易の廃止と自由貿易の承認を求めるようになるのです。

 

それは産業革命により資本家が勃興したことで、実現に向かっていくこととなりました。