1737年にトスカーナ大公ジャン・ガストーネ（1671~1737)が子孫を残さず亡くなったことで本家筋のメディチ家は断絶しています。

彼が遺したメディチ家の財産は、姉アンナ・マリーア・ルイーザが継承しましたが、彼女も子を残さずに亡くなっていますので、メディチ家本筋の血筋は完全に途絶えてしまいました。

アンナ・マリーア・ルイーザ（ 1667 - 1743）

しかしアンナの遺言により、メディチ家の継承してきた芸術品は大切に保護され、現在もフィレンツェのいたるところで確認することができます。メディチ家の血筋は断絶してもその精神は今も生き続けているといえますね。