ロシアの国旗とソ連の国旗
ロシア帝国とは1721年にピョートル1世が元老院より皇帝の称号を送られたことで成立した国家です。それに対しソ連(ソビエト社会主義共和国連邦)とは、1917年ロシア革命によるロシア帝国崩壊後、ロシア内戦を経て1922年に成立した国家で、1991年まで存続しました。つまりロシア帝国はソ連および現ロシア連邦の前身国家ということになります。
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ロシア帝国は「帝政」と呼ばれる中央集権的な政治制度が敷かれており、インペラトル(皇帝)と呼ばれる君主があらゆる権力を握り、国の統治を行っていました。
ソ連は(名目上は)民主主義を理想とする「共和政」と呼ばれる政治制度が敷かれ、ソビエトと呼ばれる最高会議による統治が行われていました。
ソ連は複数の共和国による連邦国家であり、ロシア以外にもウクライナ、ベラルーシ、バルト三国、アルメニア、カザフスタンなど、ロシア帝国時代には独立していた国々まで事実上支配下に治めていました。
ロシア帝国は資本主義経済を採用していましたが、ソ連は社会主義経済を採用していました。ソ連は世界初の社会主義国家でもあります。
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