オスマン帝国が現代に残した影響とは?

オスマン帝国が現代に残した影響はなんですか?

オスマン帝国は600年にわたりアジア・ヨーロッパ・アフリカにまたがる広大な領域を支配したため、旧支配地域はオスマン時代の建築・陶芸・文学・美術・音楽といった文化に大きな影響を受けています。

 

また間接的な影響も大きいです。オスマン帝国の隆盛により、西側諸国の地理上の発見・・・つまり大航海時代の開幕に繋がり、世界史に重大な変化と変動をもたらしました(なぜ大航海時代の開幕に繋がったかは【オスマン帝国がヨーロッパに与えた影響とは?】をご参照ください)

 

コロンブス交換

大航海時代の開幕にともない「コロンブス交換」と呼ばれるヨーロッパ・アメリカ・アジア・アフリカなどの間でさかんな物・文化・情報・思想・作物・動物などの往来が生まれました。

 

例えばトマトやトウモロコシ、ジャガイモなどはアメリカ原産の作物であり、ヨーロッパ人による「アメリカ大陸発見」と「地球の一体化」を皮切りに世界中に拡散され、様々な料理に使われるようになったのです。私たちが日常で当たり前のように接しているものは、実はこのコロンブス交換でもたらされたものだったりするのです。

 

「コロンブス交換」の由来は、この現象がコロンブスのアメリカ大陸「発見」をきっかけに始まったことに由来。