ルーマニア名物の肉入りパイ
ルーマニア料理の中心は肉料理です。この国は、東部の黒海沿いに狭い海岸を持つだけなので、魚介料理はあまり発展せず(出るとしても、コイやナマズといった川魚が多い)、古来より、豚肉・鶏肉・牛肉などの肉類が、食卓の主役になってきたのです。
ルーマニア風のロールキャベツ。豚挽き肉を酢漬けキャベツやブドウの葉で巻き、じっくりと煮込んだものです。ルーマニア豚肉料理の象徴的存在といえ、お祝いの席では必ず見かける一品です。
店先や屋台でよく売られているミティテイは、調味料や香辛料を混ぜた豚挽き肉を細長い棒状にし、網で焼いて作られます。羊肉を使うこともあります。マスタード、パン、ビールとともに食べることが好まれます。
他にもルーマニアには、ルーマニア風のカツレツ、シュニッツェルや、豚首肉のステーキで屋台の定番であるチャファ・デ・ポルク、豚肉とレバーをワインで煮込んだトキトゥーラなど、様々な肉料理が存在します。
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