アイルランドと中国の関係

 

アイルランドと中国は政治的・経済的な結びつきをもっており、アイルランドは北京に大使館、上海に総領事館を置き、中国はダブリンに大使館を置いています。

 

 

中国との初めての交流

中国人とアイルランド人の交流に関しては、1320年代にアイルランド人修道士が中国を訪問したのが、記録に残る範囲でもっとも古いものになります。

 

独立前の中国との関係

アイルランドはイギリス植民地時代が長かったので、その関係は長らく、「中国に駐留するイギリス軍」を通じて行われてきました。

 

独立後の中国との関係

アイルランドは1949年にイギリスからの完全な独立を達成し、以後は独自の外交方針で中国との関係を築いてきました。中華人民共和国成立後の1950年代には、中華民国政府を中国人民の唯一正統な代表者として承認(一つの中国を支持)し、以後様々な経済協定や教育協定を結んでいます。

 

外交関係の確立

トップによる会談は1996年ローマの世界食糧サミットで、李鵬首相がジョン・ブルートン首相が会談したのが初ですが、正式な外交関係の確立は1979年となります。

 

現在の関係

2019年に外交関係樹立40周年記念式典が開催されています。その他アイルランドへ渡る中国人留学生や観光客が増加し、政治・経済・文化など各分野で交流はさかんで、基本的には良好な関係が維持されています。