ラヴェンナの歴史

ラヴェンナ(伊:Ravenna)は、イタリア北東部エミリア・ロマーニャ州、アドリア海沿いに位置する都市です。食品・繊維・石油化学など各種工業の他、古代ローマ時代の遺産が多いことから観光業もさかんです。ローマ帝政末期に建設された聖堂や廟は、初期キリスト教文化を象徴する貴重な建築物であり、現在は「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」として世界遺産に登録されています。

 

このページの内容
  1. 歴史

 

歴史

古代

異民族の圧力から逃れてきた人々が、湿地帯であったこの地を“天然の要塞”として利用し始めたことがラヴェンナの起源といわれています。前2世紀以降はローマ支配下に入り、帝政期(前27年-)から海軍基地の1つとして利用されるように。同国がパックス・ロマーナと呼ばれる空前の繁栄を迎えると、ラヴェンナも主要都市として大いに栄えました。ローマ帝国の東西分裂後も、西ローマ帝国の首都として市街の整備がいっそう進められました

 

中世

西ローマ帝国崩壊後は、東ローマ帝国(ビザンティン帝国)、ランゴバルド王国教皇領、ヴェネツィアと支配者が次々交代しましたが、いずれの勢力下でも重要都市であり続けました。東ローマ帝国時代には、ラヴェンナ総督府が置かれ、同国の主要都市かつ、イタリア半島統治の拠点として機能しています。8世紀から18世紀末にかけて一時の中断を除いては、教皇領による支配が大部分を占めています。

 

近代

18世紀末、ナポレオンにより樹立されたフランス衛星国・チサルピナ共和国に併合。ナポレオン失脚後は再び教皇領に戻されましたが、1860年、イタリア統一運動(リソルジメント)を推進するサルデーニャ王国への編入が決まり、翌年には統一完成とともに成立したイタリア王国の一都市となっています。第二次世界大戦ではイタリアの重要都市として、連合国の攻撃にさらされましたが、戦後は復興し、観光業や工業により経済発展を遂げていきました。

 

 
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