ロシアにはおよそ700万人の移民が暮らしています。これはアメリカに次いで第2位の規模で、ロシアは世界有数の移民大国であるといえます。ソ連崩壊後、ロシア連邦が成立してまもない90年代は、急激な人口減少で地方の過疎化が深刻な状況でした。ロシアの移民受け入れはその過疎化対策として始まった面があります。
ロシアに流入する移民で最も多いのはウズベキスタンからの移民。次いでタジキスタン、キルギスからの移民になります。とりわけ東スラブ系の移民を歓迎するとプーチン大統領も公言しています。
移民に対するよくある反発として「安価な労働力である外国人に職を奪われる」というものがありますが、ロシアの移民は建設・農業といったロシア人があまり縁がない職に就くため、ロシア人にとっては外国人移民はそこまで脅威とみられていません。
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