スラヴ神話

スラヴ神話とは、キリスト教化される以前のスラヴ人により伝承されてきた多神教神話です。森林や湖・沼・川・草原など、大自然が舞台となり、自然を支配する様々な神が登場するのが特徴です。

 

スラヴ神話の歴史

スラヴ神話は、6世紀頃から中〜東欧で集団を形成し始めたスラヴ人により成立・発展し、地方ごとに様々なバリエーションがあったことがわかっています。しかし10〜11世紀のキリスト教化とともに異教として圧殺され、キリスト教化以前(9世紀以前)のスラヴ人は文字を持たなかったこともあり、スラヴ神話について記述された資料はほとんど残っていません。唯一残された断片的な資料も、キリスト教的な視点で書き直されたもので、全体像はいまだよくわかっていないのが実情です。一方で、かろうじて残った一部の民間信仰が、キリスト教信仰と融合したことで、スラヴ地域のキリスト教文化にはある種のオリジナリティが生まれました。

 

 

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