北欧神話における「豊穣の神」とは?

北欧神話における「豊穣の神」とは、フレイのことです。

 

フレイは神々の中でもひときわ美しい「豊穣の神」として、古来より北欧の人々の崇敬の対象になってきました。

 

 

フレイの来歴

北欧神話における豊穣の神フレイは、ヴァン神族の海神ニョルズと、ニョルズの妹、または巨人女性のスカジとの間に生まれたとされています。

 

双子の妹として同じ豊穣を司る女神フレイヤがおり、フレイとフレイヤは男性と女性で対を成す神として、人々に広く信仰されました。

 

フレイにまつわる主な神話

北欧神話がまとめられた『エッダ』の中の『ギュルヴィたぶらかし』および『スキールニルの歌』では、フレイが恋に落ちた巨人、ゲルズを手に入れるため、召使であるスキールニルを巨人の国に送り、その褒美に自分の持つ「勝利の剣」を与えるという物語が語られています。

 

この剣は「愚かな者が持てば使い物にならないが、心の正しい者や賢い者が持てば勝手に戦う」との伝承のある剣で、一説には「レーヴァテイン」という、ロキが作ったとされる魔法の剣であったともされています。

 

ラグナロクの際、フレイはこの剣を手放してしまっていたため武器がなく、鹿の角で戦うことになり、巨人スルトに敗れることになったと言われています。

 

フレイが所有していたスゴイもの

スキーズブラズニル
全ての神族が乗船できるほどの巨大船。折りたたんで小さな袋に入れられる。

 

グリンブルスティ
黄金のイノシシ。馬より早く走ることができる。