スペインのエネルギー事情と政策方針

スペインのエネルギー事情・政策について情報をまとめています。スペインにおいて消費電力は火力・水力・原子力発電によりまかなわれ、エネルギー資源には石炭・石油を利用しています。

 

 

 

スペインのエネルギー資源

亜炭・石炭

アストゥリアス州とカスティーリャ・イ・レオン州を中心として、亜炭・石炭の採掘が行われており、亜炭は世界史上の1%以上を占め、石炭は5億トン以上が埋蔵・国内消費の2割をまかなうなど、スペインの有機鉱物資源は豊富です。

 

石油

もともと消費エネルギーの7割は石炭でしたが、1970年代からは石油に変わっています。21世紀以降、石油消費量は総エネルギー消費の約半分を占めています。自給率は1%以下で大部分は輸入に依存しています。

 

再生可能エネルギー

スペイン政府は1990年代より風力発電の開発に力を入れており、その発電量は2015年の時点で世界第2位です。その前年2014年は、風力発電がスペインの総発電量の2割に達するという記録的な年となっています。スペイン風力発電の中心はナバラ州、ガリシア州など。