スイスにおける宗教改革はドイツと同時期にチューリッヒにて始まっています。そしてチューリッヒ司祭ツヴィングリの主導で、聖書に明記しているもの以外すべて拒否するという徹底した改革運動が展開されました。
スイス宗教改革の指導者ツヴィングリ
ツヴィングリはカトリックとプロテスタントの内戦の中で戦死しましたが、フランスのプロテスタント弾圧からスイスに逃れてきたカルヴァンが宗教改革を引き継ぎます。
その中で彼が説いた「予定説」は、後に起こる資本主義精神の勃興に大きな影響を与えることとなるのです。
予定説とは
人間の救済は、人の行動や意思によるものではなく、神によってあらかじめ決められているという説。カトリックが罪としていた勤労による蓄財を容認したため、商工業者に広く支持された。
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