
古代ローマ時代は王政ローマ期(紀元前753年〜紀元前509年)、共和制ローマ期(紀元前509〜紀元前27年)、帝政ローマ期(紀元前27年〜紀元後476年)に分けられますが、この大半の期間が日本の弥生時代と重なります。
弥生時代は縄文時代に続く時代区分で、従来の石器に代わる青銅器・鉄器の普及、それを利用した水田稲作、小国家の出現、対中外交などの特徴がみられます。この時代は紀元前10世紀頃から紀元後3世紀中頃まで続きますが、弥生時代が終焉を迎える3世紀、古代ローマは「3世紀の危機」と呼ばれる動乱の時代を迎えていました。さらに4世紀にはゲルマン民族が帝国領に大挙したことで社会的混乱に拍車がかかり、476年には西ローマ帝国が滅亡しています。この西ローマ帝国が滅びた翌年、日本の倭国が宋に朝貢しています。
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