ソ連は、1954年から崩壊にいたる1991年まで、ソ連国家保安委員会(通称KGB)と呼ばれる秘密警察を運用していました。国内の治安維持活動や国境警備の他、反体制活動の取り締まり、対資本主義国の諜報活動やスパイ対策などを任務とする組織です。
KGBの前身「チェーカー」の創設者で、その冷徹さから「鉄のフェリックス」の異名を持つフェリックス・ジェルジンスキー
KGBの前身になったのは、ロシア革命直後の混乱期、反革命勢力の摘発のために設立された「反革命・サボタージュ取締全ロシア非常委員会(チェーカー)」になります。
チェーカーはその後幾度かの変遷を経て国家保安省となり、内務省に統合されましたが、1954年には国家保安省が国家保安委員会(KGB)として独立したのです。
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