ルネサンス時代の音楽の特徴とは?

音楽的なルネサンスは、15世紀のイギリスの作曲家ダンスタブルが、イギリス独自の和音技法をフランスやイタリアに伝えたことで始まりました。

 

フランスは高度なリズム理論、イタリアは美しい旋律の技法を発展させていて、三者が統合されたことで音楽は次の段階へと進むことができたのです。

 

特に、ブルゴーニュ楽派と呼ばれる、おもにブルゴーニュ公国で活動していた作曲家たちが音楽の発展に大きく貢献しました。

 

ギヨーム・デュファイ、ジル・バンショワなどがこの時期の音楽家の代表です。

 

中期ルネサンス音楽

続いて活躍したのは、フランドル楽派と呼ばれる、ベルギーやフランス北部の出身の音楽家たちです。

 

フランドル楽派は ポリフォニー音楽、つまり複数声部からなる美しい歌曲を多く生み出し、特にジョスカン・デ・プレが偉大な作曲家として名を残しています。

 

フランドルやその周辺の地方で音楽家としての教育を受けて才能を見出された人たちが、ヨーロッパ各地に移動して活動したので、フランドル楽派はヨーロッパ全土に影響を及ぼしていきました。

 

後期ルネサンス音楽

16世紀中期から後期にかけて頭角を現したのは、フランドル楽派の流れをくみつつも新しい環境で音楽を再構築することに成功した、イタリアのローマ楽派やヴェネツィア楽派の音楽家たちです。

 

ローマ楽派は、トリエント公会議の決定を受け、新しい音楽技法を組み込みつつもフランドル楽派ほど複雑すぎないポリフォニーを、主にアカペラで作曲しました。

 

ヴェネツィア楽派は、建物の残響を利用した二重合唱をきっかけに、のちの協奏曲のひな型となる複数の聖歌隊やオルガンを用いた形式を編み出しました。

 

またイタリアでは、マドリガーレと呼ばれる、自由詩と その詩の言葉の響きや感情表現に重きを置いた世俗曲が現れました。

 

マドリガーレの発展が、ルネサンス音楽の終わり、バロック音楽の始まりを告げるものとなったのです。

 
ページの先頭へ戻る