オーストリアの社会問題

オーストリアは中央ヨーロッパに位置する共和制国家です。1156年、神聖ローマ帝国の領邦として成立したオーストリア公国に起源を持ち、音楽の都ウィーン・世界遺産にも登録されているシェーンブルン宮殿・アルプスの豊かな自然など様々な魅力がある一方で、以下のような社会問題も抱えています。

 

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治安問題

オーストリアの治安は比較的良好ですが、それでもスリや置き引きなどの軽犯罪は日本よりずっと多いので、同国に滞在する場合は十分な注意が求められます。とくに観光地や空港、駅などといった公共交通機関での観光客は狙われやすいとされています。

 

移民問題

地理的に「民族移動の十字路」にあたるオーストリアは、外国人や移民の人口が1割を占める、ヨーロッパ有数の移民受け入れ国として知られます。しかしその一方で不法移民も多く、近年は反移民の世論の高まりや、不法移民に対する取り締まり強化など、右派的な動きが目立つようになっています。