ノルウェー紋章の意味と歴史

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ノルウェーの国章

 

デザインの意味

  • ライオン:軍隊、警察など、各種の国家組織の象徴。
  • 王冠及び盾:ノルウェー国家の象徴
  • 配色された赤色:情熱の象徴

 

国章の歴史

ノルウェーの国章、様々な紆余曲折を経た上で現在の国章に至った経緯をもっています。ノルウェーは1397年からデンマークに支配されており、その時代にはデンマーク王の紋章が使用されていました。その後、ナポレオン軍の影響を受け、1814年にはスウェーデンに譲渡されましたが、その時代にはスウェーデン王の紋章を使用していました。

 

さらに1905年にスウェーデンとの同君連合を解消して、ノルウェー王国として晴れて独立国となりました。その際に、国章として制定されたものが現在の国章となります。

 

デザイン面においてデンマークやスウェーデンとも類似したものとなりますが、ノルウェーは国旗においても、両国に似た形をもつデザインを採用しており、それは上記の歴史をもつことに起因します。なお、ライオンの紋章は、ノルウェー王の紋章として古くから好まれて使用されており、現在のデザインにも同様に採用されています。