スウェーデンの国名の由来

現在のスウェーデンの正式名称はスウェーデン王国です。君主制を敷く独立国家であることを示しています。スウェーデンはかつてデンマーク・ノルウェ―と結んでいたカルマル同盟離脱後に絶対君主制を確立。その後一度貴族による議会制になりましたが、100年も続かず、18世紀末に再び絶対君主制を復活させました。しかしフランス革命を機に民主化の嵐が吹き荒れるヨーロッパにおいて、もはや絶対君主制は受け入れられなくなり、19世紀に入ると現在に続く立憲君主制に移行したのです。

 

「スウェーデン」の語源

スウェーデン人は中世以降、北欧を拠点にバイキングとして活動していたスヴェーア族を祖としており、スウェーデンの名前の由来は、「スヴェーア族の国」からきています。このスヴェーア族は未解明の部分が多いですが、スウェーデンだけでなくロシアウクライナの起源となったルーシ諸国家の建設を担ったのもスヴェーア人と言われています。