ウクライナ語とフランス語、二つの言語は地理的にも文化的にも離れているように見えますが、共通点や類似点はあるのでしょうか?
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ウクライナ語はインド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派に属し、ロシア語やポーランド語と同じく、古代スラヴ語から派生した言語です。
対照的に、フランス語はインド・ヨーロッパ語族のロマンス語派に属し、ラテン語から派生した言語です。
そのため、これらの言語は「起源」と「分布」という観点から見ると、かなり剥離した言語といえますね。
ウクライナ語の音韻体系は、母音の中心化や子音の声門閉鎖音など、特有の特徴を持っています。
一方、フランス語は、その浅い母音と鼻母音の存在が特徴的です。
「音声上の特徴」においてはも、両言語に明確な共通点は見られませんね・・・。
さて文法構造についてはどうでしょうか。
ウクライナ語は高度な屈折を持つ言語であり、名詞と形容詞は性、数、格によって変化します。
対照的に、フランス語は屈折をあまり持たない言語で、前置詞を使用することで文法関係を示します。
しかし、どちらの言語も「動詞の時制変化を有している」という点では共通していますね!
両言語の語彙には一部共通する単語がありますが、これは主に歴史的な事情や文化交流によるものです。
ウクライナ語は他のスラヴ語はじめ「海外からの借用語」を含む一方、フランス語もラテン語をはじめとする他言語からの借用語が多くを占めています。
なので、共通する語彙がある程度出てくるのは、当然といえば当然なのですね。
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