イタリア語の文法の難しさについては、学習者の意欲や母語によって全く違ってきます。同じロマンス諸語を母語とする人にとってはそこまで難しいものではないですが、全く言語系統が異なる日本語を母語としている人にとっては、イタリア語の文法はそれなりに難しく感じると思います。
イタリア語の文法は、他のロマンス語(スペイン語、フランス語など)と同じく、主語-動詞-目的語の語順、名詞と形容詞の性・数の一致、動詞の規則的な活用などが特徴的です。日本語を母語とする日本人の学習者にとっては、こういった規則に慣れることは最初の壁になることと思います。
言語の習得難易度は、学習者の母語や、既に習得している他の言語によります。たとえば、英語話者にとっては、イタリア語の名詞の性別や動詞の活用形は英語と異なるので、文法を理解し覚えるのは簡単とはいえません。しかし、他のロマンス語を既に理解している人にとっては、こういった規則は既に習熟している可能性が高く、イタリア語の文法を理解するのは比較的簡単なことが多いといえます。
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