コペンハーゲンの歴史

コペンハーゲンの街並み

 

デンマークの首都は、同国東部、エーレ海峡を挟み、スウェーデン・マルメの反対に位置するコペンハーゲン(Copenhagen)です。約88平方キロメートルの市域面積に約56万人の人口を擁し、ビール会社のカールスバーク本社、陶磁器会社のロイヤルコペンハーゲン本社、欧州環境庁が置かれる政治的・経済的中心地となっています。

 

 

コペンハーゲンの文化

「北欧の小パリ」と呼ばれるほどのお洒落な街並みで知られ、繁華街のストロイエ、クリスチャンスボー宮殿、アマリエンボー宮殿、「世界三大がっかり名所」の一つ「人魚姫像」など、見どころ溢れる観光都市でもあります。

 

「コペンハーゲン」の語源

「コペンハーゲン」という名前は、「商人の港」を意味するデンマーク語に由来しており、元々はKiopman(商人)とHavn(港)を組み合わせた語だったとされています。

 

コペンハーゲンの起源と発展史

コペンハーゲンのあるシェラン島は、古代ローマ時代までは辺境の地として価値を見出されませんでした。しかし11世紀にスヴェン1世が、この地に「港湾」としての可能性を見出し、開発を始めたことで都市としての発展が始まったのです。

 

その後、1167年にアブサロン司教が城を築いたことでデンマークの防衛拠点となり、1443年には首都に昇格しています。

 

1807年にはイギリスからの攻撃を受け、街は大きな損害を負いますが、1894年に自由港として開放されたことで貿易活動が活発となり復興。北欧最大の商工業都市となり現在に至るのです。