ヴァイキングは角つき兜を被っていたのか?

ヴァイキングと角つき兜

ヴァイキングが角つき兜をかぶっていたというのは後世の創作である。実際には角のない実用的な兜を用いており、角つき兜のイメージは19世紀のオペラや芸術作品から広まった。本ページでは、ヴァイキングの武具や文化的誤解、歴史的背景などを理解する上で重要なこのテーマについて、より詳しく探っていこうと思う。

ヴァイキングは角つき兜を被っていたのか?

フィクションなどでヴァイキングは角つき兜を被った姿として描かれることが多いのですが、あれは史実なのですか?

確かに角兜はヴァイキングのステレオタイプとして描かれることが多く、なかなか強そうでロマンをかきたてられますが、残念ながら実際は角つき兜は被っていなかったと考えられています。


フィクションなどでよくみられるヴァイキングの角つき兜


ヴァイキングが戦闘に使っていた兜は何点か発掘されていますが、角はついていません。角つき兜のイメージは後世になって創造されたものと思われ、そのため最近の史実性を重視したような作品では、角つき兜を被ったヴァイキングなど全く出てこなかったりします。


なぜヴァイキング=角つき兜のステレオタイプが作られたかを解説する動画