ドイツ国旗の色の意味とは?

ドイツの国旗

 

ドイツの国旗は等間隔に分割された横縞の三色旗で上から黒・赤・黄の順で配置されています。黒・赤・金はそれぞれ名誉・自由・祖国を表しているとされています。色の由来に定説はないとされますが、ドイツの前身となった神聖ローマ帝国の紋章である、金地に赤のくちばしを持った黒い鷲に由来するのではないかという説もあります。

 

国旗の歴史

1848年革命の中で、ドイツ統一を求める自由主義者によってデザインされました。1871年にドイツ帝国が成立し、その目的は達成されましたが、帝政期の国旗は上から黒・白・赤今と配色が異なりました。

 

今の国旗が制定されたのは、1919部に共和制に移行した後です。しかし1933年にナチスドイツが成立し、今ではファシズムの象徴とされる赤地にハーケンクロイツの国旗に変更されます。

 

ナチス崩壊と同時にハーケンクロイツの旗は消滅しましたが、冷戦下でドイツは東西に二分され、西ドイツでは今と同じ国旗が、東ドイツではその中央に国章がついたものと、異なる国旗が使われていました。

 

そんな時代が長らく続いた後、ソ連のペレストロイカが起こったことで、1989年ベルリンの壁が破壊。西ドイツの国旗が現・統一ドイツの国旗として制定され、再びドイツ民族が1つの旗の下に集まりました。