第一次世界大戦末期の1917年3月(ロシア歴2月)、ロシアでロシア革命が勃発し、ロシア帝政が崩壊、臨時政府の設立と崩壊を経て、ソビエト政権が成立。そしてロシア内戦で反革命派を一掃した後に、世界初の社会主義国家ソビエト連邦が樹立されました。この出来事は、その後の世界にとてつもなく大きな影響を与えています。
ソ連は五か年計画と呼ばれる計画経済の元、世界中の資本主義国が恐慌に喘ぐ中、目覚ましい経済成長を遂げ、世界の反資本主義や反帝国主義運動を活気づけました。以後、世界史は資本主義勢力と共産主義勢力のイデオロギー対立により大きく揺るがされていくことになるのです。
そして第二次世界大戦後、没落したヨーロッパに代わり、アメリカ・ソ連が二大超大国として国際社会をリードし、両者の対立激化で世界が真っ二つに分断される時代(冷戦)が到来するかと思えば、ロシア革命がいかに世界史に重大な影響をおよぼしたか、実感が沸くかと思います。
東西冷戦の象徴となったベルリンの壁(1961〜1989)建設中の様子。
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