教会の門前に『95ヶ条の論題』を提示するルター
『95か条の論題』は、1517年10月にマルティン・ルターが教会の前に張り出したといわれるラテン語の文書です。ローマ教会の贖宥状(免罪符)販売への批判を始めとして、その他様々な政策にも問題を投げかける「公開質問状」という形式になっており、この質問状がドイツ語に翻訳・流布されて、宗教改革を引き起こしたといわれています。
『95ヶ条の論題』は序文と95か条の提題(テーゼン)から構成からなっています。以下はとくに重要な論題の要約です。