ヴァッレ・ダオスタ州

ヴァッレ・ダオスタ自治州(伊:Valle d’Aosta)は、イタリア北西部、イタリア北の国境を成すアルプス山脈山中に位置する、イタリアにある5つの特別自治州の1つです。州都はアオスタで、西をフランス、北をスイスと隣接。アルプス山脈の恵みを受けた自然豊かな州であり、豊富な水力資源を利用した工業も発達しています。

 

このページの内容
  1. 歴史

 

歴史

古代

もともとこの地方にはケルト人やリグリア人が居住していましたが、前25年頃ローマ帝国に征服されると、アオスタを始めとする植民都市の建設が進み、アルプス越えの重要な交通路として、橋や道路などインフラが整備されるようになりました。ローマ時代の遺跡は現在も保全され、重要な観光資源になっています。

 

中世〜近代

西ローマ帝国崩壊後、東ゴート王国、ブルグント王国、ランゴバルド王国の支配を経て、11世紀以降はサヴォイア家の領地として定着。18世紀になると、サヴォイア家がサルデーニャ王の称号を得たことで、サルデーニャ王国が成立し、ヴァッレ・ダオスタもその領地となりました。さらに19世紀後半にはサルデーニャ主導でイタリア統一運動(リソルジメント)が進み、1861年、その完成によりイタリア王国が成立したことで、ヴァッレ・ダオスタも同王国の一地方として運命を共にすることとなったのです。

 

イタリア成立後

イタリア王国の工業発展とともに、豊富な鉱物資源を抱えたこの地方はとりわけその恩恵を受け成長していきました。20世紀に入りファシスト政権が台頭すると、フランス系住民が多いこの地方は「イタリア化政策」の対象となり、イタリア語話者が次々移住してくるように。第二次世界大戦では、連合国からの攻撃にさらされ少なくない被害を受けましたが、戦後は復興し、イタリアの特別自治州として着実に経済成長を遂げていきました。

 

 
ページの先頭へ戻る