アルメニアの社会問題

アルメニアは東ヨーロッパ・南コーカサスに位置する共和制国家です。ソ連解体にともない成立した、豊富な歴史遺産や美味しいブランデーが魅力の国ですが、以下のような社会問題も抱えています。

 

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領土問題

アルメニア人が多数を占めるナゴルノ・カラバフをめぐり、アゼルバイジャンとは長年の領土紛争を繰り広げており、ソ連崩壊後の90年代、2014年、2016年、2020年には死者も発生する軍事衝突に発展しています。2020年のナゴルノ・カラバフ紛争では事実上敗北を喫し、同地方の3分の2をアゼルバイジャンに返還することとなりました。

 

政治問題

アルメニアは政情安定とはいえず、1999年には首相や国会議長など8名が銃撃される事件が起こっています。近年では2018年に政府に対する大規模な抗議運動、ゼネラル・ストライキが発生しています。

 

外交問題

アルメニア人軍人を殺害したアゼルバイジャン軍人ラミル・サファロフの身柄を、母国に引き渡したことに抗議し、ハンガリーとは2012年より外交関係が停止した状態となっています。サファロフが帰国後、国民的英雄として民衆から持ち上げられ、大統領より恩赦されたことが決定打となりました。