アイスランド領の島

アイスランド・ヴェストマン諸島最大の島ヘイマエイ島のビーチ

 

アイスランドの国土は、大部分を占める本土のアイスランド島と周辺の島嶼部で構成されます。アイスランドの島々には人が住んでいる島もあれば、無人の島もありますが、ここでは主要な3つの島、グリムセイ島・ヘイマエイ島・スルツェイ島を紹介します。

 

 

グリムセイ島(Grimsey)

緯度経度:北緯66度33分・西経18度00分
海域:北極海
面積:5.3km2
人口:61人(2018年)

 

アイスランドの最北部、本土から北へ約40kmの北極圏内に位置する島で、漁業従事者を中心に60人ほどが居住しています。地表が豊かな草と苔に覆われた岩石の塊のような島で、国の象徴パフィンを始め、多種多様な鳥が観察できるバードウォッチングの名所としても知られます。

 

ヘイマエイ島(Heimaey)

緯度経度:北緯63度26分・西経20度16分
海域:大西洋
面積:13.4 km 2
人口:4500人(2005年)

 

アイスランドの南海岸から7.4 km地点にある、ヴェストマン諸島最大にして、唯一人が住む島です。1973年1月21日の噴火で形成された、エルトフェットルという火山があることで知られます。

 

ヘイマエイ島における経済の中心は漁業であり、水揚高はアイスランドでも屈指です。

 

スルツェイ島(Surtsey)

緯度経度:北緯63度18分15秒・西経20度36分20秒
海域:北大西洋
面積:1.4 km 2
人口:0人(無人島)

 

アイスランド島南西沖、ヴェストマン諸島最南端に位置する島で、1963〜67年に起こった海底火山の噴火で形成されました。荒れ果てた土地に動植物がどのように繁殖・定着していくのか、そのプロセスを知る上で貴重な自然実験場とみなされ、2008年には世界自然遺産に登録されています。