アゼルバイジャンの国旗

 

アゼルバイジャンの国土

 

東ヨーロッパ・コーカサス地方のカスピ海西岸に位置する国家、アゼルバイジャンにおける産業の特徴をまとめています。この国では 灌漑農業が発達しており、中でもクラ川・アラス川流域における綿花・ブドウ・野菜・茶の生産がさかんです。また天然ガス・石油・鉄鉱・岩塩など豊富な資源を背景にした採掘業もこの国の基幹産業となっています。

 

 

 

アゼルバイジャンの主要産業

鉱業

アゼルバイジャンは天然資源が豊富で、銅、鉛、鉄などを多く産出します。豊富な油田地帯を有する原油の一大生産国でもあり、首都からは1日100万バレルの輸送能力を有する原油輸出パイプライン「BTCパイプライン」が周辺各国に通じています。またカスピ海では天然ガス田の生産も行われており、天然ガス輸出パイプライン「アドリア海横断パイプライン（TAP）」が2020年から稼働しています。

 

工業

アゼルバイジャンにおいては、アプシェロン半島、アラクス川流域、ウルミーエ湖盆地などの油田地帯は工業の中心地となっています。軍事関係が中心で、軍事以外では石油精製、石油工業用設備、繊維などの工業がさかんです。

 

観光

アゼルバイジャン政府は、ソ連崩壊とナゴルノ・カラバフ戦争による混乱が落ち着いた2000年以降は、観光にも力を入れるようになりました。とりわけ2010~16年の間で観光客数の伸び率が著しいです。