三十年戦争において、旧教(カトリック)国であったフランスが、新教(プロテスタント)国のスウェーデンを支持していたのはなぜですか?

ドイツ国内の戦争として始まった三十年戦争ですが、プロテスタント国家のデンマーク、スウェーデンの参戦を皮切りにヨーロッパ全域を巻きこむ国際戦に発展。きっかけこそ宗教対立にあるとはいえ、戦争の拡大により宗教対立よりも、ヨーロッパの覇権を巡る政治的対立の色濃い戦争になっていきました。

 

特にフランス(ブルボン家)は、イタリア戦争において神聖ローマ帝国のハプスブルク家と戦って以来、同家のことを激しく嫌っていたことから、三十年戦争をハプスブルク家を倒すいい機会ととらえ、宗教的違いよりも実利を優先し、新教勢力を支援したのです。

 

このフランスの参戦により新教徒勢力は一気に優位に立つことができました。そして戦後フランスは目論み通りハプスブルク家の力を削ぎ勢力を拡大、同家に変わり大陸最強のヨーロッパの盟主としての地位を確固たるものにしたのです。