北欧神話における「蛇の怪物」とは?

北欧神話における「蛇の怪物」とは、ヨルムンガンドのことです。ヨルムンガンドは巨大な蛇の姿をしており、

 

神話によっては腕やツノを持つこともあるため、龍やドラゴンといっても過言ではない容姿をしています。

 

 

ヨルムンガンドの来歴

ヨルムンガンドは、 ロキが巨人の女との間に産んだ魔物のうちの1匹とされています。

 

兄弟には巨大な狼のフェンリルと地獄の女王ヘルがおり、この三兄弟は生まれてすぐに、「後に世界に災いをもたらす兄弟」と予言されました。

 

予言を恐れたオーディンは、子蛇であったヨルムンガンドを人間界に投げ捨ててしまいます。

 

しかし、それがきっかけでヨルムンガンドは、世界を震撼させるほどの巨体にまで成長してしまったと言われています。

 

ヨルムンガンドと雷神トール

ヨルムンガンドと雷神トールは関わりが深く、神話の中でもたびたび同時に登場します。

 

もっともよく語られるのは、トールが巨人の王ウートガルザ・ロキの宮殿を訪れた際、「猫を持ち上げてみよ」と命じられますが、床から離すことができなかったというもので、この猫は実はヨルムンガンドであり、ウートガルザ・ロキの幻術で、猫の姿に見えていただけだったといううエピソードです。

 

また、北欧神話における世界の終わりとされているラグナロクでは、トールはヨルムンガンドと戦い倒す事には成功しますが、最後に喰らってしまった毒によって相打ちに終わったというエピソードも残されています。