ランス大聖堂の特徴や歴史

ランス大聖堂の特徴や歴史

ランス大聖堂

 

フランスのランスに佇む、ランス大聖堂。この壮麗なゴシック建築は、歴史を感じさせる荘厳さと、それでいて親しみやすい美しさを併せ持つ、まさにアートの宝庫です。ここではそんなランス大聖堂の特徴や歴史を簡単に紹介していきます。

 

 

ランス大聖堂の特徴

特徴@「ゴシック建築の極致」

ランス大聖堂は、高く伸びる尖塔や華麗なステンドグラス、そして細かな彫刻が施されたファサードが最大の特徴で、ゴシック建築の魅力をたっぷりと感じさせてくれます。

 

特徴A「スマイル・エンジェル」

大聖堂には多くの彫像がありますが、中でも「スマイル・エンジェル」と呼ばれる微笑む天使の彫像は、訪れる人々の心を温かくしてくれます。その優しい表情は、ランス大聖堂の精神を体現しているといえるでしょう。

 

特徴B「歴代の王たちの戴冠の場」

ランス大聖堂はフランスの歴代国王の戴冠式が行われた場所としても知られています。この神聖な場所での戴冠式は、フランス王室の格式を示すものと認識されていました。

 

ランス大聖堂の歴史

ランス大聖堂の歴史は非常に古く、5世紀頃には既にここに礼拝堂が存在していたとされます。現在のゴシック建築の大聖堂は、13世紀に建設が開始。その後まもなくフランス国王の戴冠式の場としても用いられるようになり、ランス大聖堂の重要性が増していく中で、15世紀後半にほぼ現在の姿になったのです。

 

ランス大聖堂の年表

 
  • 1210年:ランスの教会が火災で焼失。
  • 1211年:新しい大聖堂の建設開始。
  • 1233-1236年:建設資金の問題で紛争が発生。
  • 13世紀末:大部分が完成。
  • 1475年:全体が完成。
  • 1789年:フランス革命が勃発し彫像などが破壊。
  • 1875年:彫像の修復。
  • 1914-1918年:第一次世界大戦中の空襲と砲撃による被害。
  • 1938年:大聖堂の再建が完成。