グスマンの聖ドミニコ、ドミニクス(1170年 - 1221年)は、カトリックの修道士で、ドミニコ会の創設者として知られる人物です。聖フランシスコに並ぶ守護聖人です。スペインの貴族出身で、アルビジョア十字軍の遠征に同行し、カタリ派の人々に福音を説く改宗活動を行ったことで有名です。異名はその厳格すぎる職務態度から、「ドミニコ会士 (Dominicanis)」をもじって「主の犬 (Domini canis)」。
彼はその中で南フランスの貧しい人々の窮乏を知り、「貧しきキリストの使徒」として清貧生活を送りながら各地の説教に尽力。そして1215年にはキリスト教の真理を広げるべくドミニコ会を創始し、翌年教皇ホノリウス3世によって認可されたのです。1221年に死去し、34年列聖(=聖人の地位を付与すること)されました。
カスティーリャ王国における貧しい農村に生まれる。
14歳の時パレンシアに移住し、28歳(1198年)まで過ごす。大学では人文科学、哲学、神学を学んだ。
伝道活動の中で、ドミニコに共鳴する者が集まり、ドミニコ会が結成された。同年教皇ホノリウス3世に認可された。
イタリア・ボローニャにて死去。死後1234年に聖人に列せられた。
|
|
|
|