シベリアの森
ロシアは、シベリアを中心に広大な森林地帯を有する、世界第一位の森林面積を誇る国です。とりわけ南部ステップ地帯から北にかけては、モミ・トウヒなど広大な針葉樹の森(タイガ)が広がり、トラ・ヒョウ・クマなど様々な野生動物が暮らす、生物多様性の宝庫になっています。
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ロシアにおけるタイガの森林構成は地域によって異なっています。エニセイ川の西はモミやトウヒなど常緑針葉樹が多いですが、東はカラマツを中心とした落葉針葉樹が広がっています。
ロシアのタイガは世界有数の木材産出拠点ですが、近年は木材の生産や乱開発による森林破壊が問題視されるようになっています。地球温暖化が原因の山火事で、タイガが焼失することも増え、森林資源や生態系への悪影響が懸念されています。
日本もロシア(極東、東シベリアなど)から、大量の木材を調達しているため、ロシアの森林破壊問題は無関係ではありません。
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