オランダの国名の由来

オランダの正式名称はネーデルラント(Nederland)。オランダ語で「低地の国」を意味します。日本で定着しているオランダはオランダ西部の地名「ホラント」※に由来しています。日本がオランダをネーデルラントではなくオランダと呼ぶようになった理由は、日本に西洋文化が浸透するきっかけになったポルトガルではこの呼び名がオランダの通称として使われていたためです。よって「オランダ」と言っているのは日本だけなので、異文化圏で名前を出す際は注意する必要があります。

 

※ナポレオンがヨーロッパを席巻していた1806年。ホラントを中心とする地域にホラント王国というフランスの傀儡国家が存在したことがありますが、ナポレオンの失脚とともに消滅しています。