アムレートとは何をした人?~ハムレットのモデルとなった人物~

アムレートとは

アムレートはデンマーク伝承の王子であり物語の主人公であった。シェイクスピアの戯曲『ハムレット』のモデルとなったことで知られる。本ページでは、このあたりのバックグラウンドと後世への影響について詳しく掘り下げていく。

アムレートとは何をした人?~ハムレットのモデルとなった人物~

デンマーク写本の挿絵に描かれたアムレート


アムレートの基本情報

 

別称:アムレード/アムロージ
職業:
伝承地:スカンジナビア
成立時期:12世紀
登場作品:『デンマーク人の事績』


アムレートはスカンジナビアに伝わる伝説上の人物で、ウィリアム・シェイクスピアの悲劇『ハムレット』の主人公ハムレットのモデルとなった人物として知られます。アムレードとも。その伝説はとりわけサクソ・グラマティックによるデンマークの伝記『デンマーク人の事績』(12世紀公刊)の中で多く語られています。その内容は王位継承をめぐる争いの中、父を殺されたアムレートの復讐劇になっており、大部分はハムレットのストーリーと重なっています。


『デンマーク人の事績』とは

『デンマーク人の事績』の表紙(1514年パリ出版)


アムレートの伝説の大部分は、デンマーク人作家サクソ・グラマティクスによる『デンマーク人の事績』にもとづいています。


『デンマーク人の事績』は、12世紀にサクソが上司である大司教アブサロンに以来されて執筆した、デンマーク国家の歩みをつづった歴史書で、北欧の古代および中世史研究における重要資料と位置づけられています。


全16巻で、1巻から9巻までは北欧神話について、10巻から16巻まではデンマークの歴史についての内容になっており、ハムレットのモデルとなったアムレートは神話的な記述の部分に登場します。