
アイルランド独立闘争(対英テロ闘争)を起こしたアイルランド共和軍
アイルランド内戦とは、1922年、アイルランド自由国(アイルランド独立戦争を経て成立)において、イギリスからの完全独立や北アイルランド地域の統治といった諸問題を原因として起こった内戦です。最終的には、アイルランド独立戦争以上の犠牲者を出す結果となりました。
アイルランド独立戦争の講和条約、英愛条約の内容に基づき、アイルランド自由国が誕生しました。アイルランドは長年待ち望んだ自治を達成したかの見えましたが、その条約の実態はプロテスタント系住民の多い北部地域はイギリス領に留まり、南部もあくまで自治領として扱われるというものでした。その中途半端な独立を遂げた結果、今のまま妥協すべきとする講和派と、あくまで完全な独立を目指すべきであるとする完全独立派に分かれ、同胞が殺し合う内戦へと発展していってしまうのです。
主要都市を奪い合う激しい戦闘、度重なる暗殺や処刑といった凄惨な事件の後、内戦は政府側の勝利で幕を閉じました。犠牲者は4000名とも言われ、独立戦争のそれを上回る結果となり、経済的にも深刻なダメージを負いました。
内戦終結後、独立派と講和派の抗争は政治の舞台へ移っていきました。そして独立派がしだいに勢力を伸ばし、1949年には完全独立を達成、98年には北アイルランドの和平合意が成立したことで、政治を舞台にした抗争も一応の終息をみたのです。
古代の戦争
ラティウム戦争/ペルシア戦争(サラミスの海戦,アルテミシオンの海戦)/ペロポネソス戦争/アッリアの戦い/カイロネイアの戦い/サムニウム戦争/ディアドコイ戦争/イプソスの戦い/ポエニ戦争(カンナエの戦い)/マケドニア戦争/ローマ・シリア戦争/ルシタニア戦争/ヌマンティア戦争/奴隷戦争/ユグルタ戦争/ノレイアの戦い/キンブリ・テウトニ戦争(アラウシオの戦い,アクアエ・セクスティアエの戦い,ウェルケッラエの戦い)/同盟市戦争/ミトリダテス戦争/ガリア戦争/パルティア戦争(カルラエの戦い)/ローマ内戦(ナウロクス沖の海戦)/アクティウムの海戦/エデッサの戦い
中世〜近世の戦争
ローマ略奪/ルーシ侵攻/百年戦争/イタリア戦争/ユグノー戦争/三十年戦争/フロンドの乱/ネーデルラント継承戦争/第二次百年戦争
近代の戦争
アメリカ独立戦争/フランス革命戦争/ナポレオン戦争/イタリア統一戦争/メキシコ出兵/エチオピア戦争/第一次世界大戦/イースター蜂起/アイルランド独立戦争/アイルランド内戦/ロシア内戦/シベリア出兵/スペイン内戦/第二次世界大戦/ホロコースト/北アイルランド紛争/ユーゴスラビア紛争
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